2022年12月11日
投扇興の銘定~その3
扇も蝶も地に落ちた状態のもの。後半です。
13.夕顔(ゆうがお) 5点 ※扇の地紙の上に蝶が乗る。蝶の中心が扇に重なっていること。

14、鈴虫(すずむし) 7点 ※扇の骨の下に蝶が隠れる。蝶の中心が骨に覆われていること。
◎骨の間から蝶が立てば15点増し。
<扇の骨の部分を虫かごに見立てています。>

15、朝顔(あさがお) 7点 ※扇の骨の上に蝶が乗る。蝶の中心が骨に重なっていること。。
<今度は扇の骨を竹垣に見立てています。>

16、柏木(かしわぎ) 8点 ※扇の要と蝶が重なる。蝶は上でも下でも可。少しでも重なりがあればよい。
鈴は除外。

17、野分(のわき) 過料20点 ※扇が枕に強く当たり、枕を倒す。
◎蝶が立てば過料なし。
<野分=台風ですね。一挙にマイナス20点は致命的です。>

13.夕顔(ゆうがお) 5点 ※扇の地紙の上に蝶が乗る。蝶の中心が扇に重なっていること。

14、鈴虫(すずむし) 7点 ※扇の骨の下に蝶が隠れる。蝶の中心が骨に覆われていること。
◎骨の間から蝶が立てば15点増し。
<扇の骨の部分を虫かごに見立てています。>

15、朝顔(あさがお) 7点 ※扇の骨の上に蝶が乗る。蝶の中心が骨に重なっていること。。
<今度は扇の骨を竹垣に見立てています。>

16、柏木(かしわぎ) 8点 ※扇の要と蝶が重なる。蝶は上でも下でも可。少しでも重なりがあればよい。
鈴は除外。

17、野分(のわき) 過料20点 ※扇が枕に強く当たり、枕を倒す。
◎蝶が立てば過料なし。
<野分=台風ですね。一挙にマイナス20点は致命的です。>

Posted by 桐 at
17:52
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2022年12月06日
投扇興の銘定~その2
今日は、扇も蝶も地に落ちた状態のもの。数が多いのでその前半です。
7、花散里(はなちるさと) 1点 ※重なりも規則性もなし。

8、末摘花(すえつむはな) 3点 ※蝶から見てほぼ一直線に、蝶、枕、扇の順に並ぶ。

9、梅枝(うめがえ) 5点 ※蝶から見てほぼ一直線に、蝶、扇、枕の順に並ぶ。

10、絵合(えあわせ) 4点 ※扇の地紙の部分と蝶が重なるが、蝶の中心は外にある。
扇の上でも下でも可。鈴は除外。

11、紅葉賀(もみぢのが) 4点 ※扇の骨の部分と蝶が重なるが、蝶の中心は外にある。
扇の上でも下でも可。鈴は除外。

12、夕霧(ゆうぎり) 5点 ※扇の地紙の下に蝶が隠れる。蝶の中心が扇に覆われていること。

7、花散里(はなちるさと) 1点 ※重なりも規則性もなし。

8、末摘花(すえつむはな) 3点 ※蝶から見てほぼ一直線に、蝶、枕、扇の順に並ぶ。

9、梅枝(うめがえ) 5点 ※蝶から見てほぼ一直線に、蝶、扇、枕の順に並ぶ。

10、絵合(えあわせ) 4点 ※扇の地紙の部分と蝶が重なるが、蝶の中心は外にある。
扇の上でも下でも可。鈴は除外。

11、紅葉賀(もみぢのが) 4点 ※扇の骨の部分と蝶が重なるが、蝶の中心は外にある。
扇の上でも下でも可。鈴は除外。

12、夕霧(ゆうぎり) 5点 ※扇の地紙の下に蝶が隠れる。蝶の中心が扇に覆われていること。

Posted by 桐 at
12:08
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2022年12月04日
投扇興の銘定~その1
投扇興は投げた後の扇、蝶(的)、枕(箱)の位置関係によって点数が決まります。
それぞれの形を「銘定」と言い、浅草流では源氏物語の巻の名前がついています。
たとえばtだ蝶を落としただけで位置関係がばらばらのときは、蝶を花に見立てて「花散里」。
蝶の上に扇が被さった形は、扇を霧に見立てて「夕霧」など...。
今日からすこしずつ、その銘定を写真入りでご紹介していきます。
まずは蝶が落ちないパターンから。
1.手習(てならい) 無点 ※蝶は倒れず、扇は地に落ちる。

2、関屋(せきや) 1点 ※扇は蝶に当たったが蝶は倒れず、扇は枕にもたれる。当たるのは鈴でも可。
※あっぱれ状態(扇が要側を下にして立ち両褄上がり)なら2点増し。

3、藤袴(ふじばかま) 2点 ※関屋(二)と同じ条件で、扇は要側を上にして立つ。
かつ、扇の面から見て要が枕の幅に入っていること。

4、こつり 過料1点 ※扇の要側が枕に当たる。
枕の下の台座部分に当たった場合、親骨が当たった場合は除く。
5、松風(まつかぜ) 3点 ※蝶は枕の上で倒れる。

6、花宴(はなのえん) 12点 ※蝶が枕から宙吊りになる。

Posted by 桐 at
12:12
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2022年11月30日
投扇興とは?
専用の扇を投げ、箱(枕)にの上の的(蝶)を落とします。蝶が落ちた後の扇、枕との位置関係で点数が決まります。
ただ落としただけでは1点ですが、扇が枕に立てかかると4点、扇が蝶にかぶさると5点など、三者が絡むと高得点になります。最も高得点の技はなんと50点!逆にマイナスもあります...。
試合は2人で対戦します。交互に1人5投ずつ投げ、席を交替してもう5投ずつ、計10投の点数で競います。
全国にいろいろな流派があり、道具や投げ方、得点の付け方などが異なります。信州みすず連では浅草流をもとに、独自の採点法なども加えて楽しんでいます。、


ただ落としただけでは1点ですが、扇が枕に立てかかると4点、扇が蝶にかぶさると5点など、三者が絡むと高得点になります。最も高得点の技はなんと50点!逆にマイナスもあります...。
試合は2人で対戦します。交互に1人5投ずつ投げ、席を交替してもう5投ずつ、計10投の点数で競います。
全国にいろいろな流派があり、道具や投げ方、得点の付け方などが異なります。信州みすず連では浅草流をもとに、独自の採点法なども加えて楽しんでいます。、


Posted by 桐 at
12:46
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