QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール

2022年12月11日

投扇興の銘定~その3

扇も蝶も地に落ちた状態のもの。後半です。

13.夕顔(ゆうがお) 5点 ※扇の地紙の上に蝶が乗る。蝶の中心が扇に重なっていること。



14、鈴虫(すずむし) 7点 ※扇の骨の下に蝶が隠れる。蝶の中心が骨に覆われていること。
                  ◎骨の間から蝶が立てば15点増し。

                  <扇の骨の部分を虫かごに見立てています。>



15、朝顔(あさがお) 7点 ※扇の骨の上に蝶が乗る。蝶の中心が骨に重なっていること。。

                  <今度は扇の骨を竹垣に見立てています。>



16、柏木(かしわぎ) 8点 ※扇の要と蝶が重なる。蝶は上でも下でも可。少しでも重なりがあればよい。
                   鈴は除外。



17、野分(のわき) 過料20点 ※扇が枕に強く当たり、枕を倒す。
                  ◎蝶が立てば過料なし。

                   <野分=台風ですね。一挙にマイナス20点は致命的です。>











  

Posted by 桐 at 17:52Comments(0)

2022年12月06日

投扇興の銘定~その2

今日は、扇も蝶も地に落ちた状態のもの。数が多いのでその前半です。

7、花散里(はなちるさと) 1点 ※重なりも規則性もなし。



8、末摘花(すえつむはな) 3点 ※蝶から見てほぼ一直線に、蝶、枕、扇の順に並ぶ。



9、梅枝(うめがえ) 5点 ※蝶から見てほぼ一直線に、蝶、扇、枕の順に並ぶ。



10、絵合(えあわせ) 4点 ※扇の地紙の部分と蝶が重なるが、蝶の中心は外にある。
                    扇の上でも下でも可。鈴は除外。  



11、紅葉賀(もみぢのが) 4点 ※扇の骨の部分と蝶が重なるが、蝶の中心は外にある。
                     扇の上でも下でも可。鈴は除外。 



12、夕霧(ゆうぎり) 5点 ※扇の地紙の下に蝶が隠れる。蝶の中心が扇に覆われていること。











  

Posted by 桐 at 12:08Comments(0)

2022年12月04日

投扇興の銘定~その1


投扇興は投げた後の扇、蝶(的)、枕(箱)の位置関係によって点数が決まります。
それぞれの形を「銘定」と言い、浅草流では源氏物語の巻の名前がついています。
たとえばtだ蝶を落としただけで位置関係がばらばらのときは、蝶を花に見立てて「花散里」。
蝶の上に扇が被さった形は、扇を霧に見立てて「夕霧」など...。

今日からすこしずつ、その銘定を写真入りでご紹介していきます。
まずは蝶が落ちないパターンから。

1.手習(てならい) 無点 ※蝶は倒れず、扇は地に落ちる。



2、関屋(せきや) 1点 ※扇は蝶に当たったが蝶は倒れず、扇は枕にもたれる。当たるのは鈴でも可。
               ※あっぱれ状態(扇が要側を下にして立ち両褄上がり)なら2点増し。



3、藤袴(ふじばかま) 2点 ※関屋(二)と同じ条件で、扇は要側を上にして立つ。
                    かつ、扇の面から見て要が枕の幅に入っていること。



4、こつり 過料1点 ※扇の要側が枕に当たる。
               枕の下の台座部分に当たった場合、親骨が当たった場合は除く。


5、松風(まつかぜ) 3点 ※蝶は枕の上で倒れる。



6、花宴(はなのえん) 12点 ※蝶が枕から宙吊りになる。











  

Posted by 桐 at 12:12Comments(0)

2022年11月30日

投扇興とは?

専用の扇を投げ、箱(枕)にの上の的(蝶)を落とします。蝶が落ちた後の扇、枕との位置関係で点数が決まります。

ただ落としただけでは1点ですが、扇が枕に立てかかると4点、扇が蝶にかぶさると5点など、三者が絡むと高得点になります。最も高得点の技はなんと50点!逆にマイナスもあります...。

試合は2人で対戦します。交互に1人5投ずつ投げ、席を交替してもう5投ずつ、計10投の点数で競います。

全国にいろいろな流派があり、道具や投げ方、得点の付け方などが異なります。信州みすず連では浅草流をもとに、独自の採点法なども加えて楽しんでいます。、




  

Posted by 桐 at 12:46Comments(0)